2011年10月21日金曜日

【陸自習志野】 陸曹長が、震災現場から現金を盗む

【共同】2011/10/21 14:05
 震災派遣で遺留品盗む 自衛官を書類送検へ

 東日本大震災で福島県南相馬市に派遣され、行方不明者の捜索中に同僚隊員が回収した遺留品の現金を盗んだとして、陸上自衛隊第1空挺団(千葉県船橋市)は21日、男性陸曹長(45)を懲戒免職処分にした。警務隊が窃盗容疑で近く書類送検する。

 空挺団によると、陸曹長は5月27日、南相馬市で活動中に同僚隊員が集めて保管していた現金3万2千円を盗んだ。同僚隊員が目撃して発覚。

 警務隊が窃盗容疑で捜査し、9月29日に摘発した。「小遣いが欲しかった」と供述している。


【読売】2011年10月21日20時02分
小遣いほしくて…陸曹長、不明者捜索中に金盗む

 陸上自衛隊習志野駐屯地(千葉県船橋市)は21日、東日本大震災の行方不明者捜索中に現金を盗んだとして、第1空挺団の男性陸曹長(45)を懲戒免職処分にしたと発表した。陸自警務隊は近く陸曹長を窃盗容疑で千葉地検に書類送検する方針。

 発表によると、陸曹長は5月27日、福島県南相馬市原町地区で行方不明者の捜索活動をしていた際、同僚隊員ががれきの中から回収し、プラスチック容器に保管していた現金3万2000円を盗んだ疑い。

 別の隊員が陸曹長が持ち去った現場を目撃。警務隊が事情を聞いたところ、容疑を認めた。陸曹長は「小遣いがほしかった」などと話しているという。第1空挺団長の山之上哲郎陸将補は「服務指導を徹底したい」とのコメントを発表した。


【毎日】2011年10月21日 19時54分
陸自:自衛官を懲戒免職 震災救援で遺留品の現金盗む

 東日本大震災の行方不明者捜索活動中に回収された遺留品の現金を盗んだとして、陸上自衛隊第1空挺団は21日、男性陸曹長(45)を懲戒免職処分にしたと発表した。

 空挺団によると、陸曹長は5月27日、福島県南相馬市内で活動中に別の隊員ががれきの中から見つけ、路上に置いていた現金約3万2000円を盗んだ。目撃した同僚の隊員が上司に報告。警務隊が窃盗容疑で捜査を進め、近く千葉地検に書類送検する。陸曹長は「小遣いほしさにしてしまった」などと話しているという。

 山之上哲郎団長は「誠に遺憾で、今後このような事案が起きないよう隊員に対する服務指導を徹底してまいります」とコメントした。【山縣章子】

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