2012年1月21日土曜日

【芽室町】 108人が降下訓練 /第一空挺団

【十勝毎日】2012年01月21日 15時01分
 落下傘部隊が降下訓練

【芽室】陸上自衛隊第1空挺団(山之上哲郎団長、習志野駐屯地)は21日、芽室町新嵐山南西の民有地でパラシュート降下訓練を行った。

 厳冬期、積雪地での対応能力向上のため、2008年から毎冬、十勝管内で「北方積雪地訓練」を実施している。この日はCH−47、1機を使用、上空約340メートルから降下する訓練を行った。4回に分けて計108人が降下した。

鹿追では予定地点外れる
 鹿追町の鹿追乳牛育成牧場で16日に行われた訓練で、団員2人が降下予定地点より約1キロ離れた牧場(民有地)に降りていたことが、同団などへの取材で分かった。

 同団広報班によると、航空機の中から隊員に降下の指示を出す降下長が、一帯が雪で白く覆われていたために降下地点を見誤って指示したのが原因という。ただちに地権者に報告、理解が得られたため訓練は継続した。同団は「降下地点の確認を徹底するよう指示した」としている。

サイバー部隊、反撃可能 自衛隊、100人態勢

【産経】2012.1.21 01:30
 サイバー部隊、反撃可能 自衛隊、百人態勢

 日本国政府は、対処能力だけでなく、攻撃能力も有する陸海空3自衛隊の統合部隊「サイバー空間防衛隊」を平成25年度末に100人態勢で発足させる方針を固めた。各省庁や出先機関、防衛関連企業のシステムなどの防御も検討している。

 他国からのサイバー攻撃を「武力攻撃」と認定、サイバー空間での「自衛権発動」に道を開けるよう法制面の整備も加速させる。

 現行のサイバー攻撃対処部隊としては陸海空3自衛隊の統合部隊「指揮通信システム隊」(150人規模)があるが、自衛隊の指揮・通信ネットワークへのサイバー攻撃に対処するネットワーク運用隊は数十人にとどまっており、防御能力の強化が不可欠とされてきた。

 サイバー空間防衛隊はシステム隊傘下に置く。当初は、自衛隊のネットワークのみの防御に限定した運用を想定していたが、昨年、三菱重工業など防衛関連企業や政府機関、国会へのサイバー攻撃が多発。情報を抜き取る「標的型メール」などの手口により、他の政府機関から防衛機密が流出する可能性もあるため、空間防衛隊を「政府の中枢組織」と位置づけ、防御範囲を拡大させる案が有力となってきた。

 政府は、25年度予算案概算要求をまとめる24年8月までにサイバー空間防衛隊の防御対象の範囲を確定させる方針。

 空間防衛隊は、自衛隊内で「サイバー戦争」を模した訓練も実施する。攻撃・防御の双方に分かれて訓練を実施するため、攻撃能力を保有することは不可欠。過去に攻撃されたコンピューターウイルスを攻撃手段として利用するだけでなく、新たなウイルスなどサイバー攻撃技術の開発も検討している。

 攻撃手段保有に合わせ、他国からのサイバー攻撃を武力攻撃(有事)と認定する基準も策定する。現行の武力攻撃事態対処法で想定する攻撃目標や被害の規模を踏襲し、(1)攻撃手法がコンピューターウイルスや不正アクセス(2)重要インフラやライフラインに大規模な被害(3)国民の生命・財産を脅かす-の3要件が満たされれば、武力攻撃と認定する案が有力となっている。

 ■米英韓で先行

 2009年7月に米韓両国の政府機関が波状攻撃を受けたことを受け、米軍は10年5月にサイバー部隊の運用を始めた。11年7月には、米政府ネットワークが攻撃されれば軍事報復を辞さず、同盟国への攻撃も米国への攻撃とみなすサイバー戦略を公表した。

英国も10年10月、国防省に国防サイバー作戦グループの新設を決定。韓国も10年1月、国防情報本部にサイバー司令部を創設した。

 国際法でサイバー戦争の定義は不明確だが、国家による重大な被害を及ぼすものを武力攻撃と認定すべきだとの意見が主流となりつつある。政府は米政府と連携し、武力攻撃の認定基準や行動規範の策定を主導する方針だが、当事者の特定が難しいことなどが「自衛権発動」のネックになるとの見方もある。

【グアム】 日米豪空軍の3カ国共同訓練

お知らせ 平成24年1月20日
グアムにおける日米豪共同訓練の実施について
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   航空自衛隊は、下記のとおりグアムにおける日米豪共同訓練を実施します。

1 目的
米空軍及び豪空軍との共同訓練による部隊の戦術技量及び日米共同対処能力の向上

2 実施期間(基準)
(1) 全期間(展開、撤収等を含む。)
平成24年1月26日(木)~3月5日(月)
(2) 共同訓練
平成24年2月11日(土)~2月24日(金)

3 実施場所
米国グアム島アンダーセン空軍基地及びファラロン・デ・メディニラ空対地射場並びに同周辺地域

4 訓練参加部隊等
(1) 参加部隊
航空総隊
西部航空方面隊
第8航空団(築城)、第83航空隊(那覇)、警戒航空隊(三沢)
(2) 訓練規模等(基準)
ア 人員×約330名
イ 航空機
F-2A×8機、F-15J×6機、E-2C×3機

5 訓練項目
防空戦闘訓練、戦闘機戦闘訓練、電子戦戦闘訓練、空対地射爆撃訓練及び空中給油訓練

6 その他
(1) 部隊の展開・撤収に伴い、C-130H及びKC-767を運航します。
(2) 航空自衛隊の実施する日米豪共同訓練は、今回が初めてです。



【毎日新聞】2012年1月20日掲載

航空幕僚監部 1月20日付け

 日米豪空軍の3カ国共同訓練


 期間 2012年2月11-24日 14日間
 場所 グアム アンダーセン空軍基地
 目的 防空戦や電子戦、空対地射爆撃の訓練など

 参加部隊


 米空軍       F16戦闘機22機など計50機程度
 航空自衛隊     F2戦闘機8機、F15戦闘機6機、E2C早期警戒機の計17機
 オーストラリア空軍 F18戦闘機6機など計8機程度

【米空軍】 WGS-4 打上げ

WGS-1 2007年10月
 WGS-2 2009年 4月
 WGS-3 2009年12月
 WGS-4 2012年 1月19日19時38分 デルタⅣ



デルタ4、4基目のWGS衛星を打上げJanuary 20-2012

ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社(ULA)は米東部標準時間1月19日19時38分(日本時間1月20日9時38分)、米空軍の4基目の「ワイドバンド・グローバル・サットコム通信衛星(WGS-4)」を載せたデルタロケット(デルタIV)を、ケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げた。

打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約40分後、「WGS-4」が所定の軌道に投入され、打ち上げが成功した。

「私たちは米空軍と今回の打ち上げを成功させたことに誇りに思っています。WGS-4は陸軍、海軍、空軍などに重要な情報を提供するでしょう」

今回の打ち上げ成功を受け、ULA社のジム・スポンニック副社長はこのように述べた。

「WGS-4」はボーイング社が衛星バス「ボーイング702」を元に開発・製造した通信衛星で、これまで米国防総省の通信衛星の中で、最も能力が高い。最初の「WGS-1」は2007年10月、2基目の「WGS-2」は2009年4月、3基目の「WGS-3」は2009年12月に打ち上げられ、今回は4基目のWGS衛星である。

WGS衛星は元々計5基打ち上げられる予定だったが、オーストラリア国防総省がこの計画に参加したことにより、合計6基打ち上げることとなった。

なお、打ち上げられたWGS衛星は、XとKuバンドの周波数スペクトルを提供すると共に、米国防衛星通信網(DSCS)やグローバル・ブロードキャスト・サービス(GBS)の後続衛星となる。

■ULA Delta IV Successfully Launches U.S. Air Force's WGS-4 Satellite
http://www.ulalaunch.com/site/pages/News.shtml#/93/