2011年12月13日火曜日

【米空軍】 でさえ、2016年に初期運用能力を獲得

米軍のF35の調達予定数は約2400機。

開発総額は約3800億ドル(約29兆5800億円)

パイロット出身のベンレット海軍中将はこのほど軍事専門紙で、必要な各種試験が全体の18%しか実施されていない実態を明らかにした。

 金属疲労試験の結果、機体の部品の強度が8000時間の飛行時間に耐える基準を満たさず、亀裂が発生する可能性が高いことも判明。

これまでに実施した金属疲労試験は空軍仕様機で目標の20%、海兵隊仕様では6%にとどまるという。

 2011年度の年間生産機数は当初計画の42機から30機に減少。年間200機以上生産する量産化に入るには、全ての飛行試験を完了させなければならない。

ロッキード社は調達単価を6500万ドル(約50億6000万円)程度に抑えると力説しているが、この価格は量産化が前提。国防総省によると、現在の初期生産型の価格は1億1100万ドル(約86億4000万円)。


 国防総省は機体を制御する最終型のソフトウエア「ブロック3」を搭載したF35の試験を15年に開始する方針で、米空軍が初期運用能力を獲得するのは当初の予定より3年遅れ、16年になる見通しだ。

【イラン海軍】 ホルムズ海峡封鎖演習を実施

【ロイター】2011年12月12日

 イラン海軍は近く、ホルムズ海峡の船舶航行を禁止する封鎖演習を実施する。記者団に対しイラン議会国家安全保障問題委員会のパルヴィズ・サルヴァリ委員は、次のように述べた―

 「まもなく我々は、軍事演習を実施し、その過程でホルムズ海峡封鎖に向けた海軍の行動の仕上げを行う。 もし世界が、我々の地域を安全でないものとするならば、我々は全世界を安全でないものとするだろう。」

 イラン国防省スポークスマンは、サルヴァリ委員の発言へのコメントを求めるロイター通信記者の質問には答えなかった。


【共同通信】2011.12.13 01:30
 ホルムズ海峡の封鎖を演習 イラン国会議員が牽制か

 12日、イラン国会の安全保障委員会に所属する国会議員は、「世界が地域を不安定にしたいのであれば、われわれは世界中を不安定にする」と述べ、イラン軍が近くホルムズ海峡を封鎖する演習を行う予定だと語った。イラン学生通信などが伝えた。

 核開発を進めるイランに対し、米国や欧州連合(EU)ではイラン産原油の輸入停止や削減を求める声が高まっており、この動きを牽制する狙いがあるとみられる。ホルムズ海峡は世界の海上輸送原油の4割が通過する要衝で、実際に演習が行われれば緊張が高まることは必至。

 ロイター通信によると、イラン軍の報道官はこの発言についてコメントを拒否しているという。