2012年3月1日木曜日

【大館能代空港】 OH-1が予防着陸


警報灯点灯により大館能代空港に着陸した陸自ヘリ=29日午後5時20分、北秋田市脇神


【秋田魁】2012/02/29 21:18
陸自観測ヘリ着陸、大館能代空港 油温異常示す警報灯点灯

 29日午後2時34分ごろ、陸上自衛隊八戸駐屯地所属の観測ヘリOH—1が飛行中、油温異常を示す警報灯の点灯により、北秋田市の大館能代空港に着陸した。乗員2人にけがはなかった。着陸当時、民間機はなかった。

 陸上自衛隊東北方面航空隊(仙台市)によると、このOH−1は同駐屯地第2対戦車ヘリ隊の所属。2人乗りで、災害現場の被害状況を確認する際などに利用されているという。

 この日はパイロット2人が搭乗。飛行訓練で同駐屯地八戸飛行場を離陸し盛岡市や仙北市、秋田市などを回って戻る計画だった。

 大館能代空港の上空付近を飛行中、パイロットが警報灯点灯に気付き、同航空隊が仙台空港を通じて大館能代空港への着陸許可を要請した。同航空隊が原因を調べている。

 同航空隊は「八戸飛行場まで飛ぶことは可能だったが、安全のためパイロットの判断で着陸した。判断に問題はなく、緊急着陸には当たらない」としている。

 大館能代空港管理事務所によると、民間機を含め安全確認による同空港への着陸は初めて。