【共同通信】2012/1/19 10:23
徳島駐屯地、3月末開設 阿南に陸自250人
阿南市那賀川町小延に置かれる陸上自衛隊徳島駐屯地(仮称)が、3月31日に開設されることが分かった。準備に当たる隊員らは既に市内に移転し始めており、2月中旬からは他の隊員や装備品の移転が本格化する。隊員は約250人となる。県内に陸自が駐屯するのは初めて。
3月31日には陸自側が主催する開設式典を行い、市民らを対象にした内覧会も同日開かれる予定。同27日ごろには、市の主催による移駐記念式典がある。
那賀川町に移転・駐屯するのは、高知県香南市にある高知駐屯地の第14施設中隊。約250人規模で、隊員の家族約200人も一緒に移り住むとみられている。
駐屯地の総敷地面積は11万平方メートルで、事務室などがある庁舎棟、隊員が居住する隊舎棟、体育館、車両整備工場などを整備中。同町黒地には黒地宿舎(仮称)を建設している。これらの総事業費は約80億円。
隊舎と宿舎を合わせても収容数が不足するため、賃貸物件などを利用するという。
隊の主な任務は防衛警備や災害復旧などで、装備には、舗装の補修などに使う道路障害作業車や油圧ショベルカー、ブルドーザーなどがある。隊員は通常時、敷地内の教育訓練場で重機を使った掘削や埋め立ての訓練を行うほか、那賀川などでのボート航行訓練にも取り組む。
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