【新華ネット】2012年1月3日
12月30日、中国青海省が海西モンゴル族チベット族自治州芒崖に建設する民間空港、花土溝空港の建設が正式に始まった。
同空港は青海省が青海チベット高原に新規建設する3つの民間空港の1つで、青海省と青海チベット高原の航空ネットワークがさらに改善されるとみられている。
青海省発展改革委員会の楊揚副主任は着工式であいさつし、次のように説明した。花土溝空港の投資総額は約84億円で、民間空港の4C基準に基づいて建設される。滑走路の全長は3600m、ターミナルビルの面積は3000平米で、2013年末までに基本的に完成し、2014年6月に正式に開港する。
花土溝空港が完成すると、同空港と青海省の西寧、ゴルムド(格尓木)、デリンハ(徳令哈)、甘粛省の敦煌、新疆ウイグル自治区のコルラ(庫尓勒)を結ぶ航空路が開通する。2020年までに年間利用客は9万人以上、貨物取扱量は100トンに達する見込み。
花土溝空港が建設されるのは、青海省と新疆ウイグル自治区の境界で、標高は2945m。芒崖地区は青海油田の重要な原油生産拠点で、石油、石綿、カリ肥料などの希少資源に恵まれている。しかし、辺境にあって、交通環境が悪いため、経済と社会の発展は遅れている。
西部空港集団の程珠祖常務副社長は「花土溝空港の建設は空輸という側面から現地の資源開発を支援することになり、青海省と青海チベット高原の航空ネットワークもさらに改善されるだろう」と語った。
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