2011年10月29日土曜日

【海自】 ペルシャ湾掃海派遣 20周年

 〇_ペルシャ湾派遣 1991年

 掃海母艦「はやせ」排水3050トン 2002年12月11日除籍
 掃海艇 
     「ひこしま」2008年除籍
     「ゆりしま」2007年除籍
     「あわしま」2009年除籍
     「さくしま」23年目艦=現役

 補給艦「ときわ」 1万5850トン 22年目艦
 隊員511名

 4月26日 横須賀基地 出航
       スービック(フィリピン)
       シンガポール
       ペナン(マレーシア)
       コロンボ(スリランカ)
       カラチ(パキスタン)
 5月27日 ドバイのアル・ラシット港 約7,000海里 入港

 6月05日 掃海開始
 9月11日 掃海終了 99日間


【毎日】2011年10月21日
 講演:掃海隊の派遣20年、元指揮官らが回顧--横須賀の海自 /神奈川

 湾岸戦争後、自衛隊初の海外派遣実任務となった91年のペルシャ湾部隊派遣から今年20年を迎え、横須賀市の海上自衛隊船越地区で20日、海自隊掃海隊群司令部主催の記念行事が行われた。ペルシャ湾掃海派遣部隊の元指揮官、落合畯(たおさ)さんら関係者が講演などで当時を振り返った。

 式典では、福本出(いづる)掃海隊群司令が「派遣以来、自衛隊はPKO、国際緊急援助、ソマリア沖アデン湾の海賊対処など海外へと活動を拡大し、掃海部隊は東日本大震災で行方不明者を家族の元へお届けするなど、果たすべき役割も大きく変化したが、いかなる任務にも国民の負託に応えたい」と述べた。

 落合さんは「コンピューターと水中テレビを積んでいなかったのは日本だけで、ダイバーの手作業で機雷を確認しなければならなかった」と指摘。また、「隊員や家族の不安を解消し部隊の士気を維持するため、寄港地ごとに家族に手紙を書くよう命じた」などとエピソードを披露した。

 式典後、福本司令は「震災では、国民の『ありがとう』の言葉に隊員のメンタルダウンもなく士気を保てた。隊員の勇気、誇り、使命感を支えているのは国民が自衛隊をどうみているかということだろうと思う」と語った。【田中義宏】

【神奈川新聞】2011年10月20日
ペルシャ湾派遣から20周年、海自横須賀基地で式典/神奈川

 海上自衛隊掃海部隊のペルシャ湾派遣から20年を迎え、海自は20日、横須賀基地の船越地区(横須賀市船越町)で式典を行った。隊員ら約380人が出席した。

 派遣部隊は、掃海母艦、掃海艇などの計6隻と511人の乗組員で編成され、同年4月26日から約半年間、自衛隊最初の海外実任務としてペルシャ湾の機雷除去に従事した。

 掃海隊群司令の福本出海将が、掃海部隊派遣は資金提供だけの日本の貢献が国際社会から批判されていた中での取り組みだったと触れ、「しかし我々の先輩はその責務を見事に果たし、国際社会に大きく貢献した」と述べた。

 また、掃海艇派遣以来、PKOやインド洋の給油活動、ソマリア沖の海賊対策など、自衛隊の活動範囲が拡大していると述べ、「国際情勢が混沌(こんとん)とする中、いかなる任務もしっかり遂行できるよう日々精進していく」と語った。

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