2011年5月18日水曜日

ビンラディン容疑者の遺体写真、閲覧した米議員「一部公開すべき」

ロイター - 05月12日 13:16)

 [ワシントン 11日 ロイター] 米上院軍事委員会の共和党の委員James Mountain "Jim" Inhofe
ジェームズ・インホフ米上院議員(共和党、オクラホマ州選出)は11日、米海軍特殊部隊に殺害されたアルカイダ指導者ウサマ・ビンラディン容疑者の遺体写真を閲覧したことを明らかにした。

 インホフ議員はCNNに対し、写真の遺体はビンラディン容疑者であることに間違いないとし、「彼は歴史となった」と述べた。

 同議員が閲覧したのは、ビンラディン容疑者の写真15枚。

そのうち9枚は、パキスタン北部アボタバードにある同容疑者の住居施設を米海軍特殊部隊が急襲したときのもので、3枚は遺体を水葬した原子力空母「カール・ビンソン」で撮影されたもの。

また、別の3枚は身元確認のための古い写真だという。

 インホフ議員はまた、FOXニュースのインタビューで「殺害直後に撮られた写真であり、もちろん血なまぐさいものだ」とコメント。眼窩(がんか)から脳組織が飛び出している写真もあったという。

 しかし、同議員は、写真を公開すべきとの考えに変わりはないと強調。

特に、米空母で清められた遺体の写真2枚については、ビンラディン容疑者本人であることが容易に分かることから、公開すべきだとしている。

 ビンラディン容疑者の遺体写真をめぐっては、オバマ大統領は、新たな暴力を誘発する可能性や、アルカイダのプロパガンダとして使われる懸念があるとして非公開方針を決めている。
 また、先に発表された米NBCテレビの世論調査では、回答者の24%が公開すべきと強く思うと答えたのに対し、52%が公開すべきではないと強く思うと回答。12%が強くではないものの、大統領の決断を支持している。

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