2011年5月20日金曜日

陸自第4師団 震災派遣の任務終了


 〇_第41普通科連隊(別府駐屯地)400人
 5月17日 出発 陸路・フェリー
 5月19日 別府駐屯地へ到着

 5月19日朝 福岡駐屯地(春日市)到着 車輛80輌


陸自第4師団 震災派遣の任務終了



被災地から戻り、出迎えを受ける派遣隊員(春日市の陸自福岡駐屯地で)



 春日市に司令部を置く陸上自衛隊第4師団が東日本大震災への災害派遣任務を終了した。同市の福岡駐屯地には19日朝、隊員を乗せた車両約80台が戻った。



 同師団は災害発生当日から順次、小倉、久留米など各駐屯地から人員4100人、車両1200台、ヘリコプター4機を被災地に派遣。遺体の捜索やがれき撤去などにあたったほか、約4600トンの水や食事約76万2000食などを提供した。「玄海の湯」「やまねこの湯」と名付けた仮設風呂は7万人が利用した。



 震災翌日に同駐屯地を出発し、約2か月間現地で任務を続けた同師団司令部広報室の石井敬二室長は、宮城県気仙沼市内の避難所で地元高校生と同師団の音楽隊が合同で慰問演奏した際、被災者も取材の報道カメラマンも涙を流していた場面が印象に残っているという。



 「悲惨な状況で、誰もがショックを受けていた。部隊の能力を発揮して支援できたと思う」と振り返った。
(2011年5月20日 読売新聞)

【大分放送】2011年 5月19日
別府駐屯地の部隊が帰県 [18:01]

 宮城県気仙沼市で災害派遣活動にあたっていた陸上自衛隊別府駐屯地の隊員が任務を終えきょう帰ってきました。

 陸上自衛隊第41普通科連隊の隊員およそ400人は支援活動を行っていた宮城県をおととい出発し陸路とフェリーできょう別府駐屯地に帰ってきました。

 隊員は東日本大震災発生直後の3月12日からおよそ70日間にわたって宮城県気仙沼市で行方不明者の捜索を行いました。また、被災地でのがれきの撤去や炊き出しなどの支援も続けてきました。

 おととい現地での任務を終え宮城県を出発する際これまで生活を共にしてきた被災者たちからは温かい拍手で見送られました。

  きょうは報告会が行われ現地で活動を行った藤岡登志樹連隊長が隊員をねぎらいました。隊員たちは再び被災地での活動にあたれるよう準備を進めるということです。

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