2012年2月5日日曜日

【ゴランPKO】 第3普通科連隊の43名を派遣

【北海道新聞】02/05 07:20
 ゴラン派遣で陸自33次隊を激励 名寄など43人出発へ
壮行式典後、家族と会食する33次隊の隊員たち

【旭川】陸上自衛隊第2師団(旭川)は4日、中東ゴラン高原の国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)に参加する33次隊の壮行式典を旭川駐屯地で開いた。

 第33次隊は第2師団の第3普通科連隊(名寄)などの43人で編成。現地で物資輸送や道路補修などを行う。式典には隊員と家族、来賓ら約200人が出席。

 平野治征師団長が「誇りと自信、安全を脳裏に刻んで任務達成にまい進してほしい」と訓示した。

 隊長の南條衛3陸佐(35)は式典を前に記者会見し「先輩方の業績を引き継ぎ、日本の存在感を発揮したい」と抱負を語った。


【時事通信】2012/01/24-09:19
 日本、司令官派遣を辞退=ゴラン高原PKOで打診-国連

【ニューヨーク時事】中東のゴラン高原に展開している国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)に関し、日本政府が昨年11月、国連からUNDOFトップである司令官派遣の打診を受けたが、これを断っていたことが分かった。国連関係者が23日までに明らかにした。

 日本政府は、司令官を出せばUNDOFが武力を行使した場合、憲法解釈上の問題が生じると判断したもようだ。日本はこれまでPKOに司令官を出した経験はない。

 日本は2010年のハイチPKOに続いて、南スーダンPKOへの自衛隊施設部隊派遣を始めたが、国連当局内には能力の高い自衛隊への期待がなお大きい。国連関係者によれば、今回の打診は日本のこれまでの貢献に対する謝意の意味合いもあったという。 

 UNDOFは1974年に設立され、イスラエルとシリアの間の停戦監視を行っている。日本は96年から自衛隊を出し、43人の輸送部隊と3人の司令部要員が活動中。
 UNDOFの軍事要員は計1000人余りで、日本のほかオーストリア、フィリピン、インドなどから出ている。現在の司令官はフィリピンのエカルマ少将。国連は日本など複数の国に司令官派遣を打診したもようだ。

0 件のコメント: