2012年1月7日土曜日

「退役護衛艦を観光展示」 経済同友会佐世保提言

【西日本新聞】2012年1月6日 00:51
「退役護衛艦を観光展示」 経済同友会佐世保提言

 長崎経済同友会佐世保地区は5日、今後の県北地域の経済活性化策について、観光振興、産業育成、基地経済の3点から計24項目の活性化策をまとめた提言書を朝長則男佐世保市長に提出した。

 提言書は、自然に恵まれ、海上自衛隊や米海軍基地がある同市ならではの事情を踏まえて検討。

 観光振興では、赤レンガ倉庫を活用した観光施設の設置やハウステンボスと九十九島観光の連携の推進、佐世保バーガーなどのグルメと三川内焼、波佐見焼のコラボも掲げた。

 産業育成では、農商工が連携し低炭素社会に向けたバイオマスエネルギーの活用、看護大学を設置し若手人材の育成などを求めた。

 基地経済では、崎辺地区に大型艦船や潜水艦が接岸できる岸壁の整備など基地機能の強化に言及し、海自・陸自の増員による居住人口増を提案。退役予定の護衛艦を佐世保港に観光展示するアイデアも盛り込んだ。

 朝長市長は「市の第6次総合計画も作成中で、目標とする方向性はほぼ同じ。実現できるものは新年度予算にも反映していきたい」と述べた。

=2012/01/06付 西日本新聞朝刊=

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