2012年1月3日火曜日

【北朝鮮】 脱北監視を強化




 〇_近衛ソウル柳京守第105戦車師団 視察
 2010年1月05日 金正日
   12年1月01日 金正恩・朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長
                12月30日付け=朝鮮人民軍(北朝鮮軍)最高司令官
            張成沢・国防委員会副委員長
            李英鎬・党中央軍事委員会副委員長
            金正角・軍総政治局第1副局長


 〇_金正恩・新体制(七人組)12月28日付け

金正恩 党中央軍事委員会副委員長(27)

張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長(65)
金基南(キム・ギナム)  党秘書(82)
崔泰福(チェ・テボク)  党秘書兼最高人民会議議長(81)
李英浩(リ・ヨンホ)   党中央軍事委副委員長兼軍総参謀長(69)
金英春(キム・ヨンチュン)人民武力部長(75)
金正覚(キム・ジョンガク)軍総政治局第1副局長(70)
禹東則(ウ・ドンチュク) 国家安全保衛部第1副部長(69)




【共同通信】2012.1.3 01:25
 北朝鮮、脱出防止で国境地帯に地雷埋設か

 2日、韓国の対北朝鮮短波ラジオ「自由北韓放送」(電子版)は北朝鮮・両江道の消息筋の話として、北朝鮮が住民の国外脱出(脱北)を全面的に防止しようとして、中国との国境地帯で地雷の埋設作業を行っていると報じた。

 同放送によると、金正日が死去して後継指導者の金正恩氏体制が始動したのを受け、脱北者対策が一段と強化され、中国へ脱出するルートとなっている地域を中心に軍が地雷の埋設を急いでいる。

 一方、韓国の北朝鮮専門インターネット新聞「デイリーNK」などによると、北朝鮮当局が最近、金総書記の「遺訓」を貫徹するとして、市場で米ドルと中国の人民元を含む外貨を流通させた場合、麻薬犯罪よりも厳しい処罰を科すよう指示を出した。


【朝鮮日報】2012/01/02 11:04
 北新体制:金正恩、第105戦車師団を訪問
 韓国への警告を意図か

 金正恩が金正日の葬儀を終え、朝鮮人民軍最高司令官として、1日に「近衛ソウル柳京守第105戦車師団」を真っ先に訪問したことは、韓国に対する警告の意味合いが濃い。同師団は北朝鮮が韓国戦争(朝鮮戦争)当時、3日間でソウルに突入し、西大門刑務所を解放。さらに中央庁舎に北朝鮮国旗を掲げ、放送局を占領したと宣伝している部隊。

 2010年1月5日、金正日が第105戦車師団を訪問した際には、同師団に所属する戦車が韓国への南侵を想定した機動演習を行う場面が朝鮮中央テレビで放送された。映像には北朝鮮軍の戦車が走行する雪道の脇に「中央高速道路・春川-釜山374キロ」「金海」「昌原」といった韓国の地名が次々に登場した。画面に映った戦車に白いジャンパー姿で乗っている人物が金正恩だという情報もある。

 韓国の安全保障当局者は「金正日総書記が第105戦車師団を訪問してから2カ月後に当たる10年3月26日に、北朝鮮は哨戒艦「天安」爆沈事件を起こした。金正恩氏の今回の訪問がどんな結果につながるかを注視しなければならない」と指摘した。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は同日「第105戦車師団の軍人たちは、民族の前に大逆罪を犯した逆賊一味に対する憎悪と復讐心を抱いている」と伝え、韓国政府が金正日総書記に対する弔問を制限したことへの不満を表明した。


 金正恩氏が「先軍(軍事優先)政治」の象徴となる部隊を訪問することで「先軍政治路線に変わりはない」というメッセージを内外に発したのではないかとの見方もある。金正日総書記も生前、この部隊をしばしば訪問した。北朝鮮は、金正日総書記が1960年にこの部隊を初めて現地指導してから50年目に当たる2010年8月25日に「先軍革命領導50周年」を大々的に祝った。


 金正恩氏が軍部隊視察を通じ、体制が安定していることを誇示したとの見方もある。韓国統一部(省に相当)当局者は「経験がなく、カリスマも不足しているという世間の懸念を払拭する意図が垣間見える」と述べた。

 金正恩の同日の訪問には、張成沢国防委員会副委員長、李英鎬党中央軍事委員会副委員長、金正角軍総政治局第1副局長ら金正日総書記の葬儀で霊きゅう車を護衛した7人のうち3人が同行した。


2012/01/02 10:56
北新体制:金正恩、初仕事は戦車部隊の視察
軍最高司令官として初の単独公開活動
故・金正日総書記が毎年最初に訪れた部隊

先月30日に朝鮮人民軍(北朝鮮軍)最高司令官となった金正恩・朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長は1日、新年最初の視察地として、北朝鮮先軍政治の起源となった「近衛ソウル柳京洙第105戦車師団」を訪問した。朝鮮中央通信が報じた。父の葬儀を終えた金正恩氏にとって、初の単独の公開活動だ。


 北朝鮮は故・金総書記がこの部隊を最初に訪問した1960年8月25日を「先軍革命の領導」が始まった日として宣伝してきた。第105戦車師団は韓国戦争(朝鮮戦争)の際に最初にソウルに到達した部隊で、金総書記は生前、毎年1月1日を前後した時期にこの部隊を訪問していた。


 韓国政府の安全保障担当部処(省庁)の当局者は、金正恩氏による今回の視察について「金総書記の遺訓を貫徹し、先軍政治の路線をそのまま踏襲するとの強い意志だ」とコメントした。金正恩氏のこのような意向は、北朝鮮が1日付けの労働新聞、朝鮮人民軍、青年前衛の3紙を通じて発表した新年共同社説(新年辞に相当)にも表れている。共同社説は「将軍様(金総書記)の先軍革命領導史を続けなければならない」など「先軍」という言葉を16回使用した。

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