2011年5月16日月曜日

ビンラーディンの後継者決まらず…権力闘争説も

読売新聞 - 05月16日 18:19)

 【カイロ=加藤賢治】アル・カーイダは報復テロを宣言する一方、ビンラーディンの後継者をまだ決めていない。

 新指導体制を巡り、権力闘争が起きるとの見方も出始めている。

 後継者の有力候補は副官のエジプト人アイマン・ザワヒリ容疑者(59)。

裕福な学者一族の出身で、カイロ大医学部で学んだ外科医だ。十代でイスラム過激思想に傾倒し、1981年のサダト・エジプト大統領暗殺を機に行われた過激派一斉摘発で3年間投獄された。80年代後半、アフガニスタンでビンラーディンと出会い、信頼を得たとされる。

 投獄当時のザワヒリ容疑者を知るエジプト人弁護士モンタサ・ザエット氏(55)は「欧米の新聞も読み、知識が豊富。理論家だった」と振り返り、「指導者の資質は十分ある」とする。

 一方、アル・カーイダは系列組織が独自に活動する連合体に変質していることから、ガルフ・リサーチ・センター(アラブ首長国連邦)のムスタファ・アラアイニ安全保障担当部長は、「もはや一個人に頼る組織ではなく、後継を指名する必要はない」とみる。

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