【朝雲】3/8日付
警備道路や排水溝整備着手 南スーダンPKO
南スーダンに1月中旬から順次派遣されている自衛隊施設部隊の1次隊は、3月下旬に主力2波の約30人が到着予定で、これにより総勢約210人の現地入りが完了する。
ジュバ市内の国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)敷地内の陸自宿営地では、施設隊員が天幕生活をしながら、5月ごろに派遣される2次隊受け入れに向け、プレハブ施設を構築するなどの基盤整備を急ピッチで進めている。これと並行して、1次隊は3月1日、UNMISSからの要請を受け、宿営地に隣接する警備道路と排水溝の整備を開始した。
岩﨑統幕長は3月1日の記者会見で、「4月以降は宿営地以外の軽易な施設作業を行っていく」と今後の見通しを述べた。
体調不良は5%
また、君塚陸幕長は同日の会見で、南スーダン派遣隊員の体調管理について、「現地入りした隊員のうち、約5%が急性胃腸炎や湿疹、レトルト食品を食べ続けていることによる便秘などで調子が悪いが、重病患者はいない。薬を処方され勤務に支障はなく、マラリアにかかったり、マラリアの薬の副作用による不調の報告もない」と述べた。
陸幕長は、通常の国内の長期演習でも5%の不調者が出るとの認識を示した上で、「戦闘糧食を1カ月も食べているので口内炎患者も出ている。ビタミン剤や増加食を準備して適時、隊員に渡しているほか、現地からは栄養補助食品の要請があるので、中央即応集団で送る準備をしている」と述べた。
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