2012年3月12日月曜日
【陸自高射学校】「GSM17」の改修完了 CGで対空射撃訓練
改修なった対空射撃訓練装置「GSM17」で携SAMの射撃訓練を行う隊員(2月22日、陸自高射学校で)
【朝雲新聞】3/8日付
高射校 「GSM17」の改修完了 CGで対空射撃訓練
【高射校=下志津】陸自高射学校(学校長・保松秀次郎将補)は2月22日、校内で進められていた「対空射撃訓練装置(GSM17)」の改修工事が終了したことを受け、陸幕教訓部器材演習班長ら関係者を迎え、新装なった「GSM17」の火入れ式を行った。
機関銃や各種対空ミサイル(SAM)の模擬射撃訓練が行える同装置は、高射特科隊員の対空照準要領や射撃指揮等が実施できる。
新装置は、近年、陸自に導入された新装備や、新たな高速・高機動の対空脅威にも対応、リアルなコンピューターグラフィックス(CG)により、隊員は実戦に近い環境で訓練ができる。
また、敵航空機の爆弾投下を現示したり、夜間での目視が困難な中での戦闘状況も設定できるようになり、よりリアルな訓練が行えるようになった。
同装置で使用できる火器は、従来の12・7ミリ重機関銃、91式携SAM、81式短SAM、93式近SAMに加え、最新の91式携SAM(改)にも対応。
火入れ式では、執行者がスクリーン投射スイッチを押すと、屋内のドーム型スクリーンに地上と空の景色が投影された。引き続き展示訓練に移り、隊員が91式携SAM(改)を肩に構えて登場、上空に戦闘爆撃機や対戦車ヘリコプターが現れると、これをミサイルで迎撃する対空訓練の一端を展示した。
高射学校では今後、同訓練装置を使って学生教育を行うほか、各高射特科部隊の訓練などにも活用する。
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