2012年2月15日水曜日

エンストロム、陸上自衛隊向けのTH-480Bを28機契約

〇_陸上自衛隊TH-480B
2011年2月25日ジャムコ仙台整備工場62351号機
          TH480Bヘリ初号機の納入式でテープカットする関係者
     2月27日明野 仙台から飛来、着陸する陸自の新練習ヘリTH480B初号機
     2月28日報道公開



2011年 02機
  12年 08機
  13年 10機
  14年 10機

2012/02/15 18:28
エンストロム、陸上自衛隊向けのTH-480Bを28機契約

エンストロム・ヘリは2月13日、テキサス州ダラスで開催中のヘリエキスポ2012会場で、日本のエアロファシリティーと480Bの28機を契約したと発表した。

480Bは陸上自衛隊が初等練習機TH-480Bとして採用した機体で、30機以上の導入が決まっていました。

今回契約した28機は2012年中に8機、2013年と14年に10機ずつが納入されます。日本ではジャムコがメンテナンス・サービスを担当します。

陸上自衛隊では、現在OH-6Dで実施しているヘリパイロットの養成訓練を、順次TH-480Bに代えていく予定です。



陸自新練習ヘリ 初配備 
TH480B初号機 明野駐屯地で受領行事

25年秋から学生教育開始 航校
 陸自の新練習ヘリとなる米エンストロム社製の「TH480B」初号機(62351号機)の防衛省への納入式が2月25日、宮城県岩沼市のジャムコ仙台整備工場で行われ、防衛省・自衛隊をはじめ、代理店のエアロファシリティー株式会社などから関係者計約60人が出席した。

 初号機は2月27日、機長の入船洋通3陸佐、副操縦士の小関雅哉3陸佐、整備員の古立修一2陸曹の3人のクルーによって仙台から明野駐屯地にフェリーされ、翌28日、明野駐屯地司令兼航空学校長の福盛裕一将補以下約300人の隊員が参加して初号機の受領行事が行われた。

 「TH480B」はOH6Dヘリの後継機で、明野には23年度に2号機、24年度に8機の計10機を配備、将来的には宇都宮校(北宇都宮駐屯地)を含め計30機が導入される予定。初号機は今後1年かけて明野の飛行実験隊で「性能確認試験」が行われた後、23年度末に「部隊使用承認」を受け、以後、航空学校で教官の操縦教育等を開始、平成25年10月を目途に本格的な学生教育が開始される見込み。

 同機は陸自が初めて、総合評価落札方式で取得したもので、陸自ヘリでは珍しいブルーの塗装は視認性などの重視によるという。

 ◇「エンストロム480B」主要諸元 ▽エンジン1基(ロールスロイス250―C20Wタービン、出力420馬力)▽航続距離685キロメートル▽最大速度231キロメートル▽最大離陸重量1361キログラム▽全長9・2メートル▽全高2・9メートル▽全幅2・5メートル▽メーンローター直径9・8メートル▽乗員5名。

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