2012年1月27日金曜日

【空自小牧】 C-130輸送機1機が、南スーダンへ出発







 〇_C-130輸送機 1機
 隊長;狗田(いぬた)将明2空佐(43)ら小牧基地隊員と陸自中央即応集団隊員の計約20人。
 1日目 空自小牧→空自那覇→マニラ
 2日目 マニラ→バンコク
 3日目 バンコク→カラチ(パキスタン)
 4日目 カラチ→海自ジブチ
 5日目 海自ジブチ→ジュバ(南スーダン)
(※)推定ルート。海自ジブチまでは、空自小牧から定期便が飛行している


【毎日】2012年1月27日 2時18分
 国連平和維持活動:南スーダンへ空自小牧基地から輸送開始

 南スーダンPKOにあたる陸上自衛隊の装備品を積んだ航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)のC130輸送機1機が26日、県営名古屋空港を出発した。C130による南スーダンへの輸送初便で、今後も装備品を順次空輸する。

 積まれたのは国連、政府機関との調整や宿営地設営のため既に現地入りしている陸自先遣隊34人が使う資機材。数日かけて南スーダンの首都ジュバに向かう。


南スーダンPKO 空自C130 器材積み現地着 
施設隊、天幕生活開始


 ジュバについた空自C130H輸送機と空輸隊長の狗田2空佐を出迎える支援調整所長の生田目1陸佐(左)(1月30日)

 国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に1月中旬から派遣されている自衛隊国際平和協力隊は、調整所要員や1次隊(施設隊)の先発主力ら計約80人が首都ジュバなどに展開。国連や同国政府などとの調整、資器材の受け入れを進めるとともに、宿営地整備のための各種準備を急ピッチで行っている。

 ジュバ市内のUNMISS敷地内の陸自宿営予定地では、施設隊が天幕生活を開始、今後2~3カ月かけて逐次プレハブ施設への移行を目指している。

 同隊は今後、派遣施設隊長の坂間輝男2陸佐(中央即応連隊副連隊長)以下の主力1波約120人が2月下旬に、2波約30人が3月下旬にそれぞれ現地入りし、総勢約210人の1次隊が現地に勢ぞろいする。

 一方、同隊が使用する資器材や装備品等を搭載した空自C130H輸送機1機(南スーダン空輸隊長・狗田将明2空佐以下約20人)が1月30日にジュバに到着。同機は陸自に搭載品を引き渡した後、2月4日、小牧基地に帰国した。

 君塚陸幕長は2月2日の記者会見で、「派遣施設隊は現在、宿営予定地で浄水環境を整え、ドーザーやグレーダーなどの施設器材を使って整地を行い、天幕設営に取り掛かっている。調整所要員は国連や政府関係者などとの調整を進めているほか、資器材等の輸送も順調に行われている」と述べた。

南スーダンPKO司令部要員を派遣

 国連の南スーダン共和国ミッション(UNMISS)開始に伴い、同司令部に個人派遣の形で勤務する自衛隊の南スーダン国際平和協力隊員(1次司令部要員)1人が2月6日、成田空港から現地に向け出発した。

 派遣されたのは、同国の首都ジュバの司令部で施設幕僚を務める新井信裕1陸尉で、隣国のウガンダで研修後、ジュバ入りする。派遣期間は約半年間。

 同司令部には自衛隊から昨年11月、兵站幕僚を務める中村晋士1陸尉と、UNMISS統合ミッション分析センターで情報管理に当たる情報幕僚の細川拓彦1陸尉の2人が既に着任しており、新井1尉の派遣で同司令部の陸自要員が揃う。

 出国に先立ち、新井1尉の見送り行事が2月3日午後、防衛省で行われ、約200人の関係者が見守る中、新井1尉が岩﨑統幕長に出国を報告。統幕長は「日本の代表、自衛隊の代表としてしっかりと任務を完遂してほしい」と激励した。

 この後、新井1尉は報道陣に「日本の国際平和協力活動の充実発展に寄与できるよう、教育訓練で培った力を存分に発揮したい。主に施設作業の企画立案を行うが、積極的に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。

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