蓮舫行政刷新相(44)が退任した。
献金問題と黒い交際のダブルスキャンダルで野党のターゲットになっており、国会運営の障害を取り除くため、盟友の野田に“仕分け”された格好だ。
政権交代後の事業仕分けで歯切れの良さが人気となり、付いたあだ名は「仕分けの女王」。
10年6月に菅内閣が発足すると、1年生議員ながら行政刷新相に大抜擢された。この年の参院選では東京選挙区で過去最高得票となる171万票を獲得して再選。メディアにも「近い将来、日本初の女性総理になるかもしれない」などと持ち上げられたものだ。
思えば、この頃が政治家としての絶頂期で、その後は転落の一途。最大の理由は、昨年発覚した脱税や覚醒剤で逮捕歴のある元不動産会社社長との「黒い交際」だ。
昨年9月に台風の首都圏直撃時に会食、過去にねぶた祭りに一緒に出かけるなど“親密ぶり”が次々と国会で追及され、本人は防戦一方だった。
汚名返上とばかりに、昨年11月の「提言型政策仕分け」を仕切ったが、目立った成果はゼロ。「白いスーツの女王」が、今や「黒い交際のオンナ」に成り下がり、中国メディアには逮捕歴のある男性との交際が回り回って、「蓮舫、不倫疑惑で退任」と書かれる始末である。
「通常国会で問責に持ち込まれ、痛手を食う前に先手を打って“避難”できたのが唯一の救い。改選を迎える4年後の参院選までに『仕分けの女王』からモデルチェンジできないと、世間にも飽きられます。
改選時に与党でいられる保証もなく、一野党議員として埋没しかねません。キャリア不足でも常に重用され、目立ち過ぎたので、党内のやっかみも強い。機を見るに敏な人ですから、あらゆる政治課題で自己アピールを狙うでしょうが、その度、党内の不満派に足を引っ張られる。今後の政治活動はイバラの道です」(政治評論家・浅川博忠氏)
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