2012年1月29日日曜日
【空自】 輸送支援
防災ヘリから負傷者を降ろし、広域医療搬送拠点へと運ぶDMATのスタッフら(松山市の松山空港で)
〇_航空自衛隊
西部航空方面隊
輸送隊 CH-47
松山空港⇔福岡空港、広島空港、伊丹空港
【愛媛新聞】2012年01月28日(土)
災害派遣医療チーム 松山空港で訓練
四国内の災害派遣医療チーム(DMAT)が一堂に会し訓練を行う「四国DMAT連絡協議会」が28日、松山市南吉田町の松山空港であった。南海地震を想定し、医師や看護師らが患者の応急処置や、航空自衛隊の大型輸送ヘリへの搬送などに取り組んだ。
2007年から各県が持ち回りで開催。愛媛県のほか、四国の17病院、松山市と東温市の消防などから約100人が参加した。
訓練は、同日午前9時に南海地震が発生し、四国全域で多数の傷病者が出たと想定。松山空港を広域医療搬送拠点(SCU)として、DMATが傷病者を受け付けた上で伊丹、広島、福岡の3空港などに搬送する設定で行った。
SCUに救急車や県の消防防災ヘリから傷病者役が次々と運び込まれると、医師らが名前や年齢、外傷などを素早く確認し処置。症状や病院の空き状況などに応じ、的確に搬送先を決めていた。
県医療対策課の高橋正範課長補佐は「各県の連携を図る上で意義のある訓練だった。今後も本県の災害医療体制の強化に努めたい」と話していた。
【読売】2012年1月29日
大災害「四国外へ患者搬送」
4県DMAT 松山空港で共同訓練
大災害時に四国外へ負傷者を搬送する訓練が28日、松山市の松山空港で行われ、四国4県の各災害派遣医療チーム(DMAT)をはじめ、航空自衛隊、災害拠点病院などの関係者約100人が、手順などを確認した。
DMATは専門的な訓練を受けた医師や看護師らで構成され、災害発生直後に被災地へ派遣される。4県のDMATによる訓練は2007年から毎年、持ち回りで開催。参集訓練や、負傷者の治療順位を決める「トリアージ」の訓練を実施してきた。
東日本大震災を受けた今回は、南海地震によって四国全域で多数の負傷者が発生し、病院にも被害が出るなどして負傷者の受け入れが困難になったとの想定で訓練を開始。国からの指示を受けて県が、約3時間で松山空港滑走路脇の格納庫内に簡易ベッドや医療機器などが備わった広域医療搬送拠点(SCU)を、陸路と空路で集合したDMATとともに設置した。
その後、救急車や県防災ヘリで次々と運び込まれる負傷者をチームごとに治療。トリアージを経て、伊丹、広島、福岡の各空港へと飛ぶ自衛隊のヘリに収容した。また、防災ヘリがSCUから18キロ離れた災害拠点病院の愛媛大付属病院との間を往復した。
県医療対策課の高橋正範課長補佐は「南海地震では四国全体に被害が広がることが予想され、4県の連携を強化して災害に備えたい」と話した。29日に、県庁で訓練の報告会や意見交換会が行われる。
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