【西日本新聞】2011年11月21日 00:49
奄美で豪雨防災訓練
20日、奄美市で自衛隊と同市大島地区消防組合などによる合同の防災訓練があった。陸上自衛隊第12普通科連隊国分駐屯地(同県霧島市)などの5部隊を含む約90人、自衛隊車両約20台が出動して、倒壊家屋から負傷者を救出する訓練を行った。
訓練は離島の災害対処能力の向上が目的。豪雨災害が発生したことを想定し、自衛隊のヘリが土砂崩れで孤立した被災地の状況を上空から確認、隊員らが倒壊家屋に取り残された負傷者を次々と運び出した。
訓練会場の名瀬観光バースでは多くの住民が緊迫した訓練の様子を見守った。昨年10月の豪雨で診療所が被災した医師の野崎義弘さん(50)は「孤立しがちな離島では自衛隊に期待するところが大きい」と話した。
陸上自衛隊国分駐屯地によると、2005年から奄美大島で年1回、防災訓練を実施。昨年の豪雨では10月21日から10日間、住民の救出や救援物資の搬送などを行った。
=2011/11/21付 西日本新聞朝刊=
0 件のコメント:
コメントを投稿