SAPIO
1989年 - 現在
SAPIO(サピオ)は、小学館から発行されている隔週刊「国際情報誌」。
小学館が1987年、創業65周年を迎えたのを機に1989年(平成元年)創刊。発売日は毎月第2・第4水曜日。
誌名の由来
毎号目次の脇に誌名の由来が説明されている。
誌名の「サピオ」とはラテン語で"味わう"という直接的意味から"物事の真理を探る"という抽象的意味まで含んでいます。
「知恵のある人」をラテン語でホモ・サピエンスと言いますが、この語源もサピオから来ており、サピオは「知恵を探る本」という意味で名付けました。
記事の内容は国際問題が主体だが、日本国内の政治問題(教育、憲法、食料、自然災害、治安など)や歴史、軍事、皇室、メディアなどといった幅広い分野をも扱う。
執筆陣の主な論調は僚誌の週刊ポスト同様、保守の傾向にある。
中華人民共和国・大韓民国の現状(人権、ネット検閲、軍備強化など)や反日運動などに批判的な姿勢をとる。
特に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)関連の記事(金日成・金正日父子の“伝説”など)についての特集記事が多い。
一方で、この雑誌の主力記事の一つとなっている「新・ゴーマニズム宣言」を小林よしのりが1995年から連載していることや、落合信彦、大前研一等が連載を持っているため、保守系といっても一般的な「親米財界寄り」の『諸君!』や『正論』などとはかなり論調・主張が異なっており、アメリカ合衆国を批判する要素もかなりの部分で持つ雑誌と言える(小林はSAPIOのこの点を高く評価している)が、それと同時に左翼・左派に見られるようなイデオロギー的な反米思想・反米感情とも距離を置く。
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