『ミッドウェー海戦 「運命の5分間」の真実』
2011.7.31 07:14
■左近允尚敏(さこんじょうなおとし)著
昭和17年6月、日本海軍はミッドウェーで、主力空母4隻、搭載戦闘機、ベテラン搭乗員を一挙に失う大敗を喫する。以後、太平洋における主導権は米軍に移り、回復することなく、敗戦に至る。
この海戦に関しては、これまで数多くの著書が出されてきたが、著者は「日米戦は負けるべくして負けたが、ミッドウェー海戦はそうではない」と断言する。理由は一つではない。暗号、技術格差、連絡不備、搭載爆弾など。作戦思想から、微細な部隊行動まで、時間軸を正確に追いつつ、日本海軍の致命的欠陥を検証する。日米双方の資料を駆使した決定版といっていい。(新人物往来社・1890円)
1925年鹿児島生まれ。
横須賀中学
1943年海軍兵学校卒(72期)。
重巡「熊野」航海士、駆逐艦「梨」、「初桜」航海長を経て(「熊野」、「梨」は乗艦中に沈没)
1945年終戦(海軍大尉)。
1952年から海上自衛隊に勤務
1979年退官(海将)。
産経新聞客員論説委員、
(財)平和・安全保障研究所研究委員
現在(財)平和・安全保障研究所評議員、
(財)日本国際フォーラム政策委員
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