朝雲ニュース5/26日付
東日本大震災 津川雅彦氏の映画企画に防衛省協力
北沢大臣(左)に東日本大震災を題材にした映画の企画を説明する津川さん(中央)と角川会長(5月18日、防衛省で)
俳優の津川雅彦さん(71)が5月18日に防衛省を訪れ北沢大臣と面会、東日本大震災を扱う映画製作に協力を求めた。
映画は未曾有の大災害に襲われた東北地方の復興のために戦う人々の姿を、自衛隊の青年隊員と福島第1原発技術者の親子の物語を軸にドキュメンタリータッチで描く予定で、仮題は「てんでんこ」(てんでに逃げろの方言)。
津川さんはマキノ雅彦名で「寝ずの番」など3作を監督しており、本作では総指揮を担当する。
津川さんは角川グループの角川歴彦会長と大臣室で面会。
北沢大臣は企画書を手に「私の田舎でも『てんでんこ』と言いますよ」と話しながら説明に聞き入り全面的な協力を約束した。
都内ロケ中に今回の地震を体験し、震災関連記事の切り抜きを続けるうち映画化の構想を持ったと話す津川さん。
大臣から贈られた五つ星入りの帽子を手に、「大自然と科学の極みがもたらした災害の中、東北の方々が世界を感動させた『忍耐』に象徴される『恥の文化』を持つ日本の伝統的な美しい心を通じてモノ、カネ中心の価値観からの変換を描き、見た後に勇気や希望が湧く映画にしたい」と話した。
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