【毎日新聞】 2011年12月31日 20時00分
ギリシャ:土地取引疑惑での聖職者逮捕 社会に動揺広げる
12月28日、ギリシャ控訴審は、公金横領などの疑いでキリスト教東方正教の聖地で世界遺産のギリシャ北部アトス山に集まる修道院の一つギリシャ正教バトペディ修道院長エフレム(55)を逮捕した
2008年9月に発覚したギリシャ政府と正教会幹部による数億ユーロ(約数百億円)規模の土地取引疑惑。ギリシャではこれまで、聖職者は「不可侵」と考えられてきた。
司法当局によると、修道院長は08年、中道右派「新民主主義党」政権(当時)幹部と、修道院の安価な土地を高価な国有地と交換する裏取引を謀った疑いがあるという。
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