2012年1月11日水曜日

【富士学校】 10式戦車の入魂式



【時事通信社】2012年1月10日

 陸上自衛隊の「10式」戦車の量産型1号車(95-5433)が静岡県小山町の教育部隊に配備され、車体に部隊マークを描き入れる「入魂式」が行われた。

 10式戦車は2010年に制式化された最新装備で、これまで試作車両で各種のテストが行われていた。量産型はテスト結果を踏まえて改良を加えており、試作車両とは異なる部分も多い。10式戦車は現用主力の90式戦車と同じ120ミリ砲を備えているが、軽量で高い機動性が特長。【時事ドットコム編集部撮影】


【産経】2012.1.11 02:14
 10式戦車 報道陣に公開 静岡

 陸上自衛隊富士学校(小山町須走)で10日、陸自の新型主力戦車「10式戦車」1両が報道陣に公開された。10式戦車の量産型が配備されたのは同校だけで、10日現在、日本で唯一配備されている車両となる。

 陸自によると、10式戦車は、三菱重工などが開発した約50年ぶりの純国産戦車。これまでの戦車よりも戦闘力が向上しているほか、敵の位置や戦力などの情報を戦車同士が同時に共有できるシステムを初めて搭載し、戦場での対処能力がより改善されている。

 戦車の早期戦力化と安全を祈願して同日行われた「入魂式」で、同校の川嶋昌之・機甲科部長は「10式戦車は世界トップクラスの戦車であり、その高度な能力を最大限発揮できるよう早期戦力化を図る」と述べた。同校では今後、陸自の幹部教育や装備研究に10式戦車を使用するという。

0 件のコメント: