JR日本貨物、放射線瓦礫の試験輸送
岩手県のガレキは435万トン
11月02日(水)
午前8時40分 岩手県宮古市藤原埠頭 積込作業開始
9時10分過ぎ ガレキの搬出作業、放射線計測
午後0時30分 盛岡貨物ターミナル コンテナを積載作業
8時15分 出発 7トン積みコンテナ3個=21トン
JR貨物では、日曜を除く毎日、10トンコンテナ6基を品川に向けて輸送予定
11月03日(木)
午前7時すぎ 東京貨物ターミナル(品川区)到着
8時すぎ 貨物列車からトラックに積み替え
木材やプラスチックなどのがれきは、同駅からトラックに積み替えられ、都内の処分業者3社の施設に。このうち大田区の処分業者には約5トンが搬入された。
可燃性の有無で分別されたり破砕されたりした後、都の委託した業者が、がれきの放射線量などを測定。
可燃性のがれきは、4日以降に江東区の民間施設へ運び焼却。焼却灰と不燃性がれきは、放射姓セシウム濃度が国の基準(1キロ当たり8000ベクレル)以下なら、東京湾内の最終処分場に埋め立てられる。
都内4カ所(大田区、江東区)の中間処理施設で破砕した後、江東区の施設で焼却する
焼却灰と不燃物は都の処分場に埋め立てる。
午前9時過ぎ 大田区施設、主に建築廃棄物を処理する作業開始
作業員が重機などを使って可燃物と不燃物に大まかに選別。
大型機械を通して破砕し、さらに細かく分けたる。
その後、放射線量の測定を委託された専門業者が、破砕済みのがれきの一部を抜き取って鉛の箱に入れ、外部の影響を遮断した状態で測定。数値は毎時0.028マイクロシーベルトで、安全に問題がないことを確認。
現場に立ち会 都環境局の今井正美・一般廃棄物対策課長
東京都の計画
2011年11月 千トン処理
2012年3月末までに、宮古市から計1万1千トンを受け入れ
2014年3月末までに岩手、宮城両県のがれき計50万トンを処理
【日刊工業新聞】2011年10月17日
JR貨物、今月下旬から震災ガレキの鉄道コンテナ輸送
JR貨物は10月下旬から、東日本大震災で発生したガレキの鉄道コンテナ輸送を開始する。まず岩手県の要請に応え、宮古市から東京都へのガレキ輸送を開始。1千トン分のガレキを試験輸送し、安全性や効率を確かめてから本格的な輸送に着手する。
岩手県のほか、宮城県からもガレキ輸送の要請が寄せられており、今後、他県などの要請にも対応を検討していく考えだ。
輸送には上部に開閉扉のついた専用の10トンコンテナを使用する。宮古市でコンテナにガレキを積み込み、盛岡貨物ターミナル駅から東京貨物ターミナル駅まで輸送、その後都内の中間処理場で処理する。1日当たり6コンテナ(約40―50トン)を運搬する予定。現在関連会社でガレキ運搬用の5トンコンテナを製造中で、本格輸送ではこれを利用し、ガレキ専用編成も運行する予定だ。
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