2011年10月3日月曜日

アスファルトフィニッシャ(asphalt finisher)

           マラカルタウンの道

 土質は粘土質。基盤を相当固めないと舗装しても、すぐに彎曲してくる



アスファルト(asphalt、土瀝青)

原油に含まれる炭化水素類の中で最も重質のもの。減圧蒸留装置で作られた減圧残油はそのまま製品アスファルトとなり、ストレート・アスファルトと呼ばれる。

道路舗装材
アスファルトを結合材として、骨材(砂利や砂、一部融解スラグ等)やフィラーを混合したアスファルト・コンクリートを舗装に用いる。
アスコン(アスファルト・コンクリートの略)、合材(アスファルト混合材料の略)などと呼ばれる。


南スーダンの場合

 〇_道路の整地
 ・凹凸の粘土質を無くし、雨期4月~9月でも冠水しないようにかさ上げ、排水する必要がある

〇_整地された道路を舗装する場合
 アスファルトプラント工場 ←最大の問題
 ダンプトラック
 アスファルトフィシャ

道路等のアスファルト舗装のために使われる建設機械ディーゼルエンジン等の原動機を有し自走する。

構造はアスファルト合材を積み込むホッパー、原動機、走行装置を有するトラクタ部分とアスファルトを敷均すスクリードからなる。

スクリード部には、合材を広げるためのスクリューコンベアや合材を加熱するための加熱装置、合材を突き固めるためのバイブレータやタンパが装備される。

中小型のアスファルトフィニッシャはスクリードが油圧式の収縮機構を内蔵しており、トラクタ部から送られる油圧力により幅を変更することが可能

この収縮機構により輸送時にはスクリードがトラクタ部の幅と同等まで縮まり、作業時には必要な舗装幅まで広げることが出来る。

トラクタ部は原動機からの動力を油圧ポンプに供給し、走行用のモータや作業装置に圧力を供給する。走行装置にはゴムタイヤを用いるホイールタイプと履帯を用いるクローラタイプがある。


搭載するスクリードにより舗装可能な幅によってクラス分けされる。

中大型の車両では、運転者とスクリードの操作をするスクリードマンの2名で施工を行う。日本では6m以下のスクリード幅の物が一般的であるが、海外では9m、12mと言った大型の車両も多く使用されている。大型の車両では、スクリードが収縮機構を備えず、ユニットの着脱により幅を変更する場合が多い。

作業の流れ
ダンプトラックなどでプラントから現場に輸送されたアスファルト合材を車両の前方にあるホッパーに貯め、ホッパー底部にあるコンベヤーで後方のスクリードの手前に送り出す。そこでスクリューによって合材を左右に広げ、舗装幅に広げたスクリードによって敷均す。敷均す際、スクリード底板はガスバーナーなどで一定以上の温度に加熱しておく。

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