〇_B-2 (AV-11 88-0332 Spirit of Washington)
8月16日 到着
第141空中給油ウイング(KC-135S)
24ヶ月点検開始
2008年2月23日、グアム島アンダーセン空軍基地から離陸しようとしたB-2爆撃機が、滑走路脇に墜落・大炎上しました。 離陸直後に滑走路上で約30度の高ピッチ角となり、失速したものです。
大事故後、グアム島で18ヶ月間に渡りノースロップ・グラマン社の技術者等による懸命な修理を受けていた当該機(機番0332)が、8月16日、より大規模な修復作業と定期点検を受けるため、グアム島からカリフォルニア州のPalmdale工場へ約6000nm飛行して到着しました。
事前に、機体に負担がかからないように飛行高度や速度は厳密に計算され、機体重量を抑えるため機内燃料を抑えて空中給油機随伴で移動。加えてKC-135が飛行中のB-2を詳細にモニターする態勢が取られました。
事故原因は、24個のセンサーのうち3つが湿気のために計測を誤り、飛行を制御するコンピューターが離陸時にピッチアップするよう指示を出したことが原因の様子です。
グアムは湿気が高く、始動前にセンサーを熱して内部の湿気を蒸発させるという「技」が一部のパイロットや整備士らによって非公式に行なわれていましたが、事故時には行われなかったようです。
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