2011年8月11日木曜日

北朝鮮 軍事境界線付近に2度砲撃

韓国国防省

10日午後1時頃 北朝鮮軍が延坪島沖に砲撃を行い、韓国軍はK-9自走砲で対応射撃を行った。

 合同参謀本部による

北朝鮮の竜媒島南側から海岸砲とみられる3発が発射され、うち1発が延坪島の北東8キロの沖合、北方境界線(NLL)上に着弾した。
 K-9自走砲で3発を延坪島の北方海域に向け対応射撃


約1時間後、延坪島から3発の対応射撃

北朝鮮軍は10日午後7時46分頃、さらに砲弾2発を発射、韓国軍も応射した。



 【ソウル=仲川高志】韓国軍合同参謀本部などによると、北朝鮮軍は10日午後1時ごろ、黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)近くの海上に向け、3発の砲撃を行った。
 このうち1発が、NLL付近に着弾したという。韓国軍は警告のため、午後2時頃、海に向けて3発射撃した。
 北朝鮮軍は同日午後8時前にも、NLL付近の海に砲撃を行った。韓国軍は再び警告射撃を行った。
 現場は昨年11月に北朝鮮が砲撃した韓国・延坪島(ヨンピョンド)から近く、同島住民は一時、避難施設などに退避した。
 米韓は今月16~26日に朝鮮半島有事を想定した合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」を行う予定で、北朝鮮による今回の砲撃は、この合同演習をけん制する狙いがあるとの見方が出ている。
(2011年8月11日01時29分 読売新聞)


NLL付近に向けた砲撃は、昨年11月の韓国・大延坪島への砲撃以来。今回の砲撃による被害は伝えられていない。

 北朝鮮軍は、16日から韓国で始まる米韓合同軍事演習の中止を求めていた。

 最初の砲撃当時、北朝鮮軍は陸上に配備した海岸砲の射撃演習中で、韓国軍は北朝鮮黄海南道南端の竜媒島付近で3発の砲声を確認。少なくとも1発が、大延坪島から約8キロ離れたNLL付近に着弾した。

韓国軍は午後1時25分ごろに警告した後、同2時ごろにK9自走砲3発をNLL付近に向けて応射した。

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