【朝日】
避難町民逮捕、双葉町長が義援金辞退 独断に批判噴出
2011年6月4日7時12分
福島第一原発事故を受けて埼玉県加須市に避難中の福島県双葉町は、町に直接寄せられる個人や企業からの義援金を当分辞退することを決めた。
避難町民の一人が警視庁に逮捕されたことを受け、自粛するという。決定は井戸川克隆町長の独断で、町民からは批判が出ている。
警視庁によると、逮捕されたのは自称布教師見習いの男(57)。
3月下旬、「除霊」名目で少女に裸の写真を自分の携帯電話に送らせたとして、5月下旬、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。
事件発覚以降、町には「役場ごと埼玉から出ていけ」といった苦情のメールが複数寄せられた。井戸川町長は「双葉町としてけじめをつける」と義援金の辞退を決め、今月1日、避難先の旧県立高校で開いた住民集会で報告した。
【スポットライト】
除霊のためなどと話し、女子高生に裸の写真送らせる
2011年6月2日 02:00
警視庁少年育成課は31日までに、当時高校1年生の女子生徒(17)に「除霊に必要」などと話し、女子生徒の裸の画像10枚を送信させたとして、埼玉県加須市の自称祈祷師見習い、佐藤昌弘容疑者(57)を児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、3月22日から23日の間、「悪夢にうなされる」と相談してきた東京都中央区の高校1年の女子生徒に対し「別れたお父さんの生霊が祟っている。除霊するには裸の写真が必要」などと話し、裸の画像計10枚を送信させた疑い。
関係者などによると、佐藤容疑者は福島県双葉町に住んでいたが、逮捕時は東日本大震災の影響で埼玉県に避難していた。
女子生徒も10数年前まで双葉町に住んでおり、女子生徒の母親と佐藤容疑者は親交があった。
母親が警察に相談したことで発覚したという。調べに対して佐藤容疑者は「自分が楽しむためにやった」などと供述しており容疑を認めている。
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