(GIZMODO - 06月01日 12:41)
滋賀県草津市在住の平松敬司さんの考案した連式発電機を8台並べると、磁力の抵抗がほぼゼロになることが、京都大学中村武恒准教授のコンピュータ解析によって明らかになった。
発明者の平松さんは自転車用の発電機を作ろうと試行錯誤しているうちに、4台以上の発電機を連結させ各々の磁石の位置を軸から均等な角度でずらすことで磁石の引力を相殺させることを思いついたそうです。
平松さんが考案した発電機の特長は、以下の4点。
・電気波形がぶれない→制御装置が不要になる
・発熱ロスが少ない→排熱装置が不要になる
・低回転でも電気が取り出しやすい→微風地域の風力発電の発電機として利用できる
・異常振動や騒音等が少ない→騒音を極力避けたいような場所や場面でも利用できる
風力発電だけでなく、ハイブリッドカーや電気自動車の発電機としても期待されているそうで、既に企業からの引き合いもある。
これから、実用化に向けた発電機の試作に入るそうなので、この発電機を搭載した製品が世の中に出てくるのは当分先になりそうです。
実用化されると、これまでの発電機に比べると発電効率も上がりそうですし、何よりもエネルギーのロスが少なくなりそうなところがいいと思います。
もし、世界中でこの発電機が使われるようになったら、世界の発電事情も少し変わっちゃったりするんでしょうかね。
磁力抵抗「ゼロ」の発電機 草津の男性が発明[京都新聞]
発電機(特許第4524110号)[アスタミューゼ]
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