日本国政府は、今国会に「海上保安庁法」と「外国船舶航行法」の改正案を提出する。
海上保安庁の警察権を強化し、遠方の離島で不法侵入などがあった場合には、警察官に代わって海上保安官が捜査や逮捕ができる規定を設ける。対象とする離島は、尖閣諸島のほか、南鳥島(東京都)、沖ノ鳥島(同)など。
両法改正案について近く閣議決定する。
現行の海上保安庁法は、海保の警察権の対象を「海上における犯罪」に限定している。警察が離島に到着するまで時間がかかることから、海保の警察権を拡大することにした。対象とする離島については、海上保安庁長官と警察庁長官が協議して指定する。
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