2012年2月17日金曜日

【海自佐世保】 機雷掃討訓練を初公開


模擬機雷に爆薬を仕掛ける海自の処分士=西海市沖


【朝日】2012年02月16日
 機雷掃討訓練を初公開 海自佐世保

 海上自衛隊佐世保地方総監部は15日、西海市の沖合で海中の機雷を取り除く訓練を報道陣に公開した。

訓練には第43掃海隊(山口県下関市)の掃海艇2隻と岩国基地の掃海輸送ヘリ1機が参加。掃海ヘリが模擬の機雷を見つけると、2人の処分士がロープで海面に降り、機雷に爆薬を仕掛けて爆破処分した。

海底の機雷を超音波で探したり、水中カメラ付きのロボットで処分したりする訓練もあった。同総監部が掃海訓練を公開するのは初めて。国際的な原油輸送路であるホルムズ海峡をイランが封鎖する可能性がある中、日本の高い掃海能力を対外的にアピールする狙いもある。

第43掃海隊司令の雄山誠司2海佐は「日本の周りにもまだ1200発あまりの機雷が残っている。命令がいつ出ても即応できるよう練度を維持している」と話した。

海自の掃海部隊は湾岸戦争後の1991年、ペルシャ湾で活動し、34個の機雷を除去した実績がある。

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