2012年2月1日水曜日
【外務省】 在中国日本国大使館がやっと移転
【朝日】2012年2月01日
北京市内の在中国日本大使館が近く新しい庁舎に移転することが決まった。新庁舎は昨年夏に完成したが、中国側が「違法建築」として引っ越しに同意しない状況が続いていた。日本政府内には、新潟や名古屋の中国総領事館の移転が住民の反対などで進んでいないことへの「意趣返しでは」との見方も出ていた。
日本側の再三の働きかけを経て、中国外務省がこのほど、引っ越しに同意すると通知してきた。今年、日中両国は国交正常化40周年を迎え、2月から記念行事が相次ぐ見通し。中国側が双方の国民感情を刺激しないよう問題の収束を図った可能性がある。
新庁舎建設は現庁舎の老朽化によるもの。北京市中心部にある現大使館から北東に5キロ余り離れた大使公邸の隣に地上6階地下1階、延べ床面積約1万6千平方メートル、総工費87億円を投じて2006年に着工、昨年7月に完成した。
日本側の説明によると、設計では吹き抜けだった場所を廊下に切り替えるなどしたため、当初、中国当局に提出した申請書の内容と比べ、延べ床面積が大幅に増えていた、という
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