2011/5/19
平成23年度遠洋練習航海(一般幹部候補生)について(PDF)
http://www.mod.go.jp/msdf/formal/info/news/201105/051901.pdf
23.5. 17海上幕僚監部(お知らせ)平成23年度遠洋練習航海(一般幹部候補生)について海上自衛隊は、次により平成23年度遠洋練習航海を実施します。
1 目 的
(1)初級幹部に対し、外洋航海を通じて、学校等において修得した知識・技能を実地に習得させるとともに、慣海性をかん養し、幹部自衛官として必要な資質の育成に資する。
(2)諸外国を訪問することにより、派遣員の国際感覚のかん養に資するとともに友好親善の増進に寄与する。
2 期間等
(1)期 間23.5.24(火)~10.27(木)(156日間)
(2)総航程約55,000km
3 派遣部隊
(1)指揮官練習艦隊司令官 海将補 大塚 海夫(おおつか うみお) 50歳
(2)派遣艦艇練習艦「かしま」、練習艦「あさぎり」及び護衛艦「みねゆき」
(3)派遣人員第61期一般幹部候補生課程修了者約180名(うちタイ王国海軍少尉1名)を含む、約730名
4 訪問予定国
5月24日午前10時 晴海埠頭 約5566km
6月06-09日 アンカレッジ(米国) 約2133km /在アンカレジ出張駐在官事務所
※分散航海(A) 練習艦、護衛艦 2隻
6月15-18 バンクーバー(カナダ)
↓
6月23-26 サンディエゴ
※分散航海(B) 練習旗艦かしま 1隻のみ
6月15-18 シアトル
↓
6月21-24 サンフランシスコ
6月26日 洋上で合流
7月08-12 パナマシティ 五日間
パナマ運河
7月18-21 ベラクルス(メキシコ合衆国)
7月25-28 タンパ(フロリダ州)
8月02-07 ノーフォーク
8月11-14 ハリファックス(カナダ)
スエズ運河 ↓10日間
8月23-25 パナマシティ
9月06-09 チリ共和国(パルパライン)
9月14-17 ペルー共和国(カヤオ)
9月26-28 マンサニーヨ(メキシコ合衆国)
10月10-13 パールハーバー 四日間
10月27日 晴海
5 その他
海上自衛隊は、昭和32年以降、毎年遠洋練習航海を実施しており、今回で55回目となります。
--------- ✂ฺ キリトリ ✂ฺ ------------------------
海上自衛隊
平成18年度遠洋練習航海期間
平成18年4月19日(水)~9月5日(火) (140日間)
総航程 約50,000km
指揮官 練習艦隊司令官 海将補 佐々木 孝宣 (ささき たかのぶ) 53歳
派遣艦艇 練習艦「かしま」、「やまぎり」、護衛艦「あまぎり」
派遣人員 第56期一般幹部候補生課程終了者約190名(うちタイ王国留学生1名)を含む、約750名
訪問国
4/19晴海出港。
5/2-5/5アメリカ合衆国(アンカレッジ)、
5/12-5/15カナダ(エスカイモルト)、
5/25-5/28メキシコ共和国(マンサニーヨ)、
6/5-6/8パナマ共和国(パナマシティー)、
6/13-6/16ドミニカ共和国(サントドミンゴ)
、6/22-6/26アメリカ合衆国(ボルチモア、ボストン)、
7/2-7/6アメリカ合衆国(タンパ)、7/10-7/13
アメリカ合衆国(ガルベストン)、
7/18-7/21ホンジュラス共和国(プエルトコルテス)
、7/25-7/27パナマ共和国(パナマシティー)、
8/7-8/10アメリカ合衆国(サンディエゴ)、
8/18-8/22アメリカ合衆国(パールハーバー)
9/5晴海帰港。
2011年5月19日木曜日
被災地支援自衛官「国民に本気で御礼言われたのは20年で初」
被災地支援自衛官「国民に本気で御礼言われたのは20年で初」
2011年05月19日07時00分 提供:NEWSポストセブン
30代後半の自衛官に、ジャーナリストの藤野眞功が話を聞いた。
彼は、とつとつと話す。
事態への苦悩や無力感も滲んでいたが、もちろんそれだけではない。多くの隊員が抱えていたであろう、“一抹の不安”を払拭したのもまた、今回の惨事だった。この時だけは少し、表情は明るかった。
「自衛隊員は、各々の力量でみれば世界に引けをとらないレベルにあると思っていますが、それでもやはり、永劫演習とも言うような日々を過ごしていると、わずかに“本当の有事”に対応できるのかと思うものです。でも、今回の災害派遣で、自分は組織としての自衛隊を内側から見直した面がありました」
その歓びは翌日、3月13日の日記に表われている。
〈3月13日
観光客を救出するために、ヘリで石巻市のホテルに向かう。このホテルは海岸線にあるが、高台のため、市街への道路が寸断されただけで、大きな被害はなかった。着陸予定地のゴルフコースを確認すると、驚いたことにゴルフをやっている人がいる。何が起こっているかを知らなかったのだ。
しかし、離陸して山を越え、石巻市街を一望した瞬間、宿泊客たちは愕然とし、ある者は泣き始め、私にしがみついてきた。自分には、頷くことしかできない。総合運動場で彼らを降ろすと、一人の中年男性に手を握られ、「本当にありがとう」と言われた。入隊してから20年近いが、国民から本気で御礼を言われたのは、初めてかもしれない。嬉しかった〉
〈拠点になった霞目飛行場は、陸上自衛隊が管理しているヘリコプターを主とした飛行場。平時は静かなこの飛行場も、今は消防ヘリ、警察ヘリ、防災ヘリ、ドクターヘリ、そして自衛隊機がところせましと並んでいる。今回、印象深いのは各省庁のヘリ運用がとても機能的に連携している点だった。
今までの災害派遣では、各省庁がバラバラに活動を行っていて、あまり連携を感じたことがなかったのだが、今回は違う。活動する地域を区切り、割振りを実施した。また、普段あまり接することのない消防、防災、ドクターヘリの関係者と情報交換、共有ができた。燃料補給に行くたびに、お互いの連帯感が強くなることを感じた〉
※SAPIO2011年5月25日号
2011年05月19日07時00分 提供:NEWSポストセブン
30代後半の自衛官に、ジャーナリストの藤野眞功が話を聞いた。
彼は、とつとつと話す。
事態への苦悩や無力感も滲んでいたが、もちろんそれだけではない。多くの隊員が抱えていたであろう、“一抹の不安”を払拭したのもまた、今回の惨事だった。この時だけは少し、表情は明るかった。
「自衛隊員は、各々の力量でみれば世界に引けをとらないレベルにあると思っていますが、それでもやはり、永劫演習とも言うような日々を過ごしていると、わずかに“本当の有事”に対応できるのかと思うものです。でも、今回の災害派遣で、自分は組織としての自衛隊を内側から見直した面がありました」
その歓びは翌日、3月13日の日記に表われている。
〈3月13日
観光客を救出するために、ヘリで石巻市のホテルに向かう。このホテルは海岸線にあるが、高台のため、市街への道路が寸断されただけで、大きな被害はなかった。着陸予定地のゴルフコースを確認すると、驚いたことにゴルフをやっている人がいる。何が起こっているかを知らなかったのだ。
しかし、離陸して山を越え、石巻市街を一望した瞬間、宿泊客たちは愕然とし、ある者は泣き始め、私にしがみついてきた。自分には、頷くことしかできない。総合運動場で彼らを降ろすと、一人の中年男性に手を握られ、「本当にありがとう」と言われた。入隊してから20年近いが、国民から本気で御礼を言われたのは、初めてかもしれない。嬉しかった〉
〈拠点になった霞目飛行場は、陸上自衛隊が管理しているヘリコプターを主とした飛行場。平時は静かなこの飛行場も、今は消防ヘリ、警察ヘリ、防災ヘリ、ドクターヘリ、そして自衛隊機がところせましと並んでいる。今回、印象深いのは各省庁のヘリ運用がとても機能的に連携している点だった。
今までの災害派遣では、各省庁がバラバラに活動を行っていて、あまり連携を感じたことがなかったのだが、今回は違う。活動する地域を区切り、割振りを実施した。また、普段あまり接することのない消防、防災、ドクターヘリの関係者と情報交換、共有ができた。燃料補給に行くたびに、お互いの連帯感が強くなることを感じた〉
※SAPIO2011年5月25日号
【防衛省】 水没したF-2戦闘機の復活は6機程度。5年間かかる
【東日本大震災】水没F2戦闘機「復活は3分の1」 修理費は1機あたり50億~60億円
2011.5.19 01:30
津波の被害にあった航空自衛隊松島基地のF2などの戦闘機 現在は修理待ちや検証が行われており、格納庫で復活を待っている =4月15日午後、宮城県東松島市
東日本大震災の津波で水没した航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)のF2戦闘機18機のうち、復活可能なのが最大3分の1の6機しかないことが18日、防衛省の調査で分かった。
各機の部品を集めて修理するのに5年ほどかかり、修理費は1機当たり50億~60億円とみる。水没F2はパイロット養成用のため、実戦部隊のF2を教育用に回すなど代替措置の検討も急ぐ。
震災の復旧対策を盛り込んだ平成23年度第1次補正予算では、水没F2の検査費などで約150億円を計上した。防衛省は第2次補正予算案に本格的な修理費を要求する方針だ。
F2は機体に海水の塩が入り込み、被害が深刻化した。
メーカーの技術者らが松島基地で機体調査をしたところ、復活可能なのは6機程度と判断した。
今後は各機から使用可能な部品を外して、機体を組み立てる。厳しい財政事情で、1機当たりの機体価格が約120億円のF2を新規購入できないことを受けた窮余の策だ。
F2は今秋に最終号機が納入予定で製造も終了するため、追加で調達すべき部品の在庫の有無や新たに製造可能かどうかをメーカーに確認している。
F2の養成課程にいた約40人の隊員は4月から三沢基地(青森県)に移り、教育を受けている。
水没F2の修復が終わるまでの間は、F2パイロットの新たな養成は代替措置が必要となる。
空自の検討では、
(1)実戦部隊のF2を教育に転用
(2)米国に派遣し、F2の機体のベースとなっているF16の課程で養成
(3)F15で養成後、F2に機種転換-を組み合わせる案が有力となっている。
空自は約80機のF2を保有している。F4やF15に比べ、地上や海上の目標の攻撃能力に優れている。
F2戦闘機 航空自衛隊所属。米空軍のF16戦闘機をベースに大型化した機体に、日本独自の技術を組み込んだ日米共同開発。生産は平成元年からで、日本側は三菱重工などが6割を担当。機体価格は約120億円。7年に初飛行し、12年から三沢(青森)、築城(福岡)両基地に実戦部隊が配置されている。
国産初の超音速戦闘機F1の後継。導入前の次期支援戦闘機(FSX)の議論の段階では、国産機として計画されていたが、日米間で政治問題化したため、日米共同開発で決着した。
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