ケニア:北東部ダダーブ難民キャンプにおける国際NGO関係者誘拐事件の発生に伴う注意喚起
本情報は2011年10月16日現在有効です。
2011年10月14日
1.現地報道等によると、13日、ソマリアとの国境に近いケニア北東部州ワジル県ダダーブの難民キャンプにおいて、武装集団が、国際NGO「国境なき医師団」で働く外国人援助従事者2名(スペイン人女性)の乗った車を襲撃し、同外国人2名をソマリア側へ連れ去る誘拐事件が発生しました。これに対し,ケニアの治安当局が被害者救出のため捜索中ですが、未だ解決に至っていません。
2.また、去る9月及び10月中には、ソマリアに隣接する沿岸州ラム県内のリゾート地において、英国人女性及びフランス人女性が,それぞれ武装集団に誘拐され、ソマリア側へ連れ去られる事件も発生しています。現地当局の捜査にもかかわらず、両事件とも未だ解決に至っていません。
3.ソマリア国境に近い地域では、以前から外国人の誘拐事件が発生していましたが、ここ1ヶ月の間は、誘拐事件が繰り返し発生しており,今後もこのような誘拐事件が発生する可能性があります。外務省は、ケニア北東部州のソマリアとの国境付近への渡航の延期をお勧めしています。この地域の危険情報
(http://www.anzen.mofa.go.jp/)もご覧ください。4.また、誘拐事件に関しては、以下も御参照ください(パンフレットは、 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載)。(1)2011年6月9日付け広域情報「誘拐事件に関する注意喚起」(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」(問い合わせ先)○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3678○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306○外務省領事サービスセンター(海外安全担当) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/ http://www.anzen.mofa.go.jp/i/
(携帯版)○在ケニア日本国大使館 住所:Mara Road, Upper Hill, Nairobi, Kenya (P.O. Box 60202, Nairobi) 電話: (市外局番020) 2898000(代表) 国外からは (国番号254) 20-2898000(代表) FAX : (市外局番020) 2898220 国外からは (国番号254) 20-2898220
ホームページ: http://www.ke.emb-japan.go.jp/j-index.html
ケニア:北東部ダダーブ難民キャンプにおける国際NGO関係者誘拐事件の発生に伴う注意喚起(2011年10月14日)
ケニア:ラム県リゾート地における外国人誘拐事件発生に伴う注意喚起(2011年10月04日)
ケニア:外国人旅行者に対する誘拐・強盗殺人事件発生に伴う注意喚起(2011年09月13日)
ケニア:ラム県リゾート地における外国人誘拐事件発生に伴う注意喚起 2011年10月04日
※ 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
※ 本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。
1 現地報道等によると,10月1日(土)未明(現地時間),フランス人女性が,ソマリア国境から約100km南方に当たるケニア沿岸州ラム県のリゾート地であるマンダ島沖Ras Kitau湾に面する自宅から,モーターボートでやってきたと見られる武装集団によって誘拐されました。これに対し,ケニアの沿岸警備隊が犯人グループを一度は包囲したものの,同女性を救出できず,同女性は武装集団によってソマリア側に連れ去られた模様です。
2 去る9月11日(未明)にも,同県Kiunga(キウンガ)の沿岸のリゾートホテルに宿泊中の英国人夫婦が武装グループによって襲撃され,夫が射殺されたほか,夫人がモーターボートで連れ去られるという誘拐・強盗殺人事件が発生しています。犯人グループは、ソマリア方面から来たと見られており,現地当局の捜査にもかかわらず,事件はまだ解決されていません。なお,2008年には,ラム島東側沿岸のケニア領海内において,中国漁船(邦人船長)がソマリアから来たとみられる海賊に乗っ取られるという事件が発生しています。
3 今回の誘拐事件では,犯人グループは,特に外国人を捜して犯行に及んだとの情報もあります。3週間の間に,ソマリアに近いラム県の著名なリゾート地から外国人が誘拐されるという事件が繰り返され,今後もこのような誘拐事件が発生する可能性があります。
4 ついては,同県沿岸部リゾート地への渡航・滞在の是非を検討してください。
ケニア:外国人旅行者に対する誘拐・強盗殺人事件発生に伴う注意喚起
2011年09月13日
※ 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
※ 本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。
1 現地報道によると、9月11日(日)午前2時頃(現地時間)、ソマリア国境から約50km南方に当たるケニア沿岸州ラム県Kiunga(キウンガ)の沿岸に位置するリゾートホテルにおいて、宿泊中の英国人夫婦のコテージ式の部屋に何者かが押し入り、金品類を強奪したうえ、英国人夫を銃器で射殺後、妻を連れ去る誘拐・強盗殺人事件が発生しました。犯人グループは海岸からモーターボートを使って犯行に及んだ模様で、被害者妻をモーターボートで連れ去りました。犯人グループは、ソマリア方面から来た可能性があり、現地当局が捜査中です。2 2008年、ソマリアとの国境沿い北東部州においては、ソマリアから越境してきた武装集団が外国人を誘拐する事件が発生しています(ケニアとソマリアは、約1,300kmに渡り国境を接しており、ケニア政府の国境警備は万全とは言えない状況です)。また、同年、ラム島東側沿岸のケニア領海内において、中国漁船がソマリアから来たとみられる海賊に乗っ取られるという事件も発生しています。